古楽の楽しみはどこにあるのか

クラシックのジャンルに古楽というジャンルがあるのはご存知だろうか。
古い音楽と書いて古楽
wikipediaでは

古楽(こがく, early music, Alte Musik)は英語で"early music"と呼ばれる音楽ジャンル(「古楽」「初期音楽」「early music」の違いについては、初期音楽の項目を参考)。日本語の「古楽」は、中世、ルネサンス期、およびバロック期のヨーロッパの音楽を総称したもの。バロック期のヴィヴァルディやバッハの作品ようにクラシック音楽として広く認知されているものもあれば、中世の吟遊詩人音楽、グレゴリオ聖歌、多声音楽のようにクラシック音楽としての認知度の低いものもある。


一般的に、作品が作曲された時代の楽器やその複製(古楽器)を用いて演奏されることが多い。まれに、古楽器を用いて演奏されるモーツァルトベートーヴェンといった古典派の作品も古楽として扱われることがある。

とある
wikipedia-古楽-
個人的見解では、
作曲家の生きていた当時の演奏スタイルでの演奏。これを古楽と考えられるのではないかと。
更に、その当時のつまりバロック期等に演奏されていた演奏スタイルを、
そのままロマン派などの作曲家に当てはめて演奏する例もある。
その例として、シューマン交響曲古楽器を用いて演奏したCDがあったりする。

シューマン:交響曲全集&序曲ス

シューマン:交響曲全集&序曲ス

古楽というジャンルは、クラシック音楽というジャンルが、
その形式を確立する過程の中での、ある種の通過点に存在する様式といえる訳だが、
古楽の楽しみというのは一つにその過程を再現しようとする点にあるのではないだろうか。
奏者は再現するために試行錯誤を繰り返す。その試行錯誤を聴き手は楽しむ。
個人的な意見としては、ガットのあの暖かく豊かな響きがたまらなかったりするのだが…
その行為が確実に正しいという確証は無い。だがその確立されたジャンルは異常なまでに魅力的である。
古楽に興味があれば、こんな団体の演奏会に足を運ぶのも良いのではないだろうか。
オーケストラ・リベラ・クラシカ
バロックチェリスト鈴木秀美氏が中心となって結成された古楽オケ。
とにかくあの音の響きははまってしまったらもう戻ってこれない気がする。
なぜかyoutubeに転がっていた。
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番:第3楽章

と珍しく、長々と書いてみた。