研究室でのひととき


ipodw-zero3をlaptopに同期させながら、
infinitalkをいじる。そんな一日。
共同研究のはずが、一人で研究みたいな状況になっている。
まったく世の中難しい。

バッハ/無伴奏チェロのための6つの組曲

バッハ/無伴奏チェロのための6つの組曲

そんな時にバッハは良い。
今日は無伴奏チェロ組曲を。
20世紀を代表する名チェリスト:ピエール・フルニエの最も有名な1960年の演奏で。
フルニエはyoutubeでその演奏する姿が見ることができる(シューマンのチェロ協奏曲)*1

チェロの貴公子と呼ばれたフルニエの素晴らしいチェロを堪能することが出来る。


チェリスト聖典とも呼ばれるバッハ:無伴奏チェロ組曲は、
カザルスが発掘するまではただの練習曲という枠組みだったそうな。
カザルスの先見性が素晴らしいのか…
いや、この曲の素晴らしさから見てカザルスが発掘しなくとも、
他の誰かが曲としての価値を再考していたに違いない。
コントラバスの有名な練習曲「シマンドル:30の練習曲」なんてのは、
絶対そんな状況にはなりえないだろうなぁ…いや実際良い曲は何曲かあるのは事実なんだが、
バッハには到底及ばない次元だ。
コントラバスにもそんな聖典と呼べるような曲がないものだろうか…
まったくもって世の中不平等だと思う一瞬の一つである。

*1:youtu上にバッハを演奏する動画があったのだが、どうやら貼り付け禁止になっているらしくブログ上では再生することが出来ない。フルニエのバッハ